ピルで避妊は欧米では一般的

欧米の女性一口に避妊と言ってもいろいろな方法がありますが、欧米に比べ日本ではまだまだピルの浸透はそれほど進んではいないようです。しかし経口避妊薬であるピルは、女性が主導権を持って避妊できる方法のひとつだと言えるでしょう。もちろんこの避妊薬は、欧米でも薬局などで簡単に購入できるというものではありません。きちんと産婦人科を訪れ、処方箋を受け取らないと薬局で購入することはできません。にもかかわらず欧米では10代後半ともなると、ピルを服用している女の子は決して少なくはありません。彼女たちはひとりで或いは母親に連れられて、ピルを処方してもらうために産婦人科を訪れるのです。日本ではピルに対して誤解や偏見のようなものが未だに残っているようで、処方箋をもらいに行くためだけの産婦人科は敷居が高すぎると思われているようです。また、一時期は「飲み続けると太る」などという噂も耳にしたことがあるかもしれません。確かに副作用がまったくないということではありませんが、どんな薬にも副作用はつきものですし、それを差し引いても安全性が認められているからこそ欧米においてここまで一般的になったのではないでしょうか。また、ピルの処方箋には期限があり、期限が切れると産婦人科に新しい処方箋をもらいに行かなければなりません。従って自動的に医師と話す機会が設けられ、健康のチェックや心配なことがあれば相談ができるというのが利点です。
ピルは飲み忘れさえしなければ、ほぼ100%に近い確率で避妊をすることができます。女性が自分自身で望まない妊娠から身を守るためには、もっとも有効な手段でもあります。日本の社会が全体的にもっと気軽に若い女性でも産婦人科を受診できる風潮になれば、ピルはもっと一般化されるのではないでしょうか。